Blender シェイプキー クイックマスター【ShapeKey】

Blenderのシェイプキーの使い方を解説します。シェイプキーは通常の移動、回転、スケールではなく、Editモードでの押し出しや膨張などをアニメーションに加えることができます。使い方に少しクセがあるので見ていきましょう。

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Blenderのシェイプキーとはなにか?

Blenderのシェイプキーは通常のアニメーションだけでなく、Editモードでのオブジェクトの変更をアニメーションに加えることができます。シェイプキーもキーフレームで管理されますが、シェイプはデフォルトでは0~1の値で管理されており、0が変形前の形、1が変形後の形になっています。

シェイプキーはオブジェクトモードでしか操作はできませんが、変形はEditモードで行う必要があり、非常にややこしくなっています。またEditモードではアニメーションを再生しても、オブジェクトに変化はありません。アニメーションを再生するときはオブジェクトモードに切り替える必要があるなど非常にやっかいです。

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Blenderのシェイプキーの使い方

Blenderのシェイプキーを使うには以下のようにします。

  1. オブジェクトを生成し、プロパティパネルのObjectDataタブをクリックする。screenshot 20190116 1800
  2. シェイプキーを2つ以上登録する(最初は必ずBasic)screenshot 20190116 1801
  3. シェイプキーの値が0(変形前)のキーフレームを登録する
  4. シェイプキーの値が1(変形後)のキーフレームを登録する
  5. シェイプキーの値変更や追加はオブジェクトモードでしかできない
  6. アニメーションのテスト再生を行う(オブジェクトモード)のみ

シェイプキーの登録は、変形させたい分だけ登録するようにします。たとえば段階をふんで変形させたい場合は複数のシェイプキーを登録する必要があります。シェイプキーでアニメーションを作成するには最低でもbasicともうひとつで2つのシェイプキーが必要になります。

シェイプキーの値はデフォルトでは0 ~ 1で管理されており、最小値は、変形前のオブジェクト、最大値は変形後のオブジェクトになります。シェイプキーの値はスライドで変更可能になっていますので、スライドで値を変えれば、オブジェクトの形もかわります。すきな値のところでキーフレームを挿入すればokです。
screenshot 20190116 1807

シェイプキーのキーフレーム挿入方法

シェイプキーのキーフレームは通常のキーフレームとは別に管理されていますが、タイムライン上では、通常どおり黄色の線でキーフレームが表示されます。シェイプキーのキーフレーム挿入方法は主に2種類あると思いますので紹介しておきます。

右クリックで呼び出したメニューからキーフレームを挿入する

プロパティパネルのObjectDataタブ→ShapeKeysのところで右クリックをおすとメニューが表示されるので、InsertKeyframeという項目があるのでそれを選択します。するとタイムラインにキーフレームが追加されます。
screenshot 20190116 1812

この挿入方法で注意することは、シェイプキーの値です。もし値が1のときにキーフレームを挿入すれば、シェイプキーの値が1のキーフレームが挿入されます。

ドープシートのシェイプキーエディターからキーフレームを挿入する

もしシェイプキーを扱いたいならさきほどの方法ではなく、ドープシートのシェイプキーエディターを使うべきです。
screenshot 20190116 1818

シェイプキーのキーフレームは通常のキーフレームとは別に管理されており、ドープシートのシェイプキーエディターで編集することができます。シェイプキーエディターは、シェイプキーの値を変更すると自動的にキーフレームが挿入されるようになっており、少量ですが作業効率を向上させることができます。

ドープシートの主なショートカットキー

シェイプキーエディターはドープシートに属しているので、ドープシートの基本的なショートカットキーを使用することができます。

  • a→ キーフレームの全選択
  • b→ ボックス選択
  • c→ サークル選択
  • g→ キーフレームの移動
  • Ctrl + c→ キーフレームのコピー
  • Ctrl + v→ キーフレームの貼り付け
  • Shift + d→ キーフレームの複製
  • i→ キーフレームの挿入
  • t→ キーフレーム補間メニューの呼び出し

シェイプキーをアニメーションの作り方によっては、複製やコピーなどがあまり意味をなさなく場合もあると思いますが、たとえば人間の表情など微細な変化を求めるアニメーションにおいては複製などが役に立つでしょう。それ以外でも基本的にはシェイプキーエディターを使うべきです。

シェイプキーで変形させた状態から、また変形させたい

シェイプキーで変形させたオブジェクトの状態から、さらにシェイプキーで変形させたい場合があります。それをやるには、以下の画像のようにNewShereFormMixを選択して追加する必要があります。
screenshot 20190116 1831

また、特定のキーフレームの変形後から、シェイプさせたい場合は、さきほどの作業で追加されたキーに、相対キーを指定する必要があります。
screenshot 20190116 1834

煮詰まりがないシェイプキー?

個人的な意見はどうでもいいとは思いますが、実はシェイプキーでの作業をやってみると驚くほど作業効率が悪いことがわかります。シェイプキーエディターも最低限の機能しかありません。これはBlenderのシェイプキーの機能がまだ煮詰まっていないのではないかと推測します。

わたしもBlenderの初心者ですので、もしかしたらなにか見落としがあるかもしれません。

Blenderのシェイプキーをクイックマスターする動画

ここまでもしこの記事を読んでいる方は強者でしょう。おそらくこの記事をよんでもなにも理解できなかったでしょう。Blenderを文章で解説するのは無理があります。シェイプキーを使用する動画を貼っておきますのでごらんください。

実はBlenderのシェイプキーにかんしては、海外の動画も少ないです。かといって日本のサイトを見ても情報が少ないので、結局のところこればかりは自分でいろいろためしみるしかないでしょう。

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