前回はBlenderで作った車をUnityで動かし、カメラを自動追尾させましたが、カメラの自動回転ができていませんでしたのでそれを簡単に実現する方法を書いておきます。
Blenderで作った車をUnityで動かす③カメラを追尾させる。
Unityでカメラを自動回転させるにはStandardAssetsを使う
前回も実はUnityのStandardAssetsのSmoothFollowをつかってカメラを自動追尾させました。まだStandardAssetesをインポートしていかったら、前回記事を参考にしてインポートしておくとよいだろう。車の動きにあわせてカメラを自動回転させるには、プロジェクト内にある。StandardAssets→Cameras→Prefabs→MultipurposeCameraRigを使うだけでよい。これはPrefabになっているのでhierarkhy上に配置する。
もうひとつ大事なことは他の必要ないカメラを消しておくことだ。BlenderのエクスポートファイルをUnityに読み込むとBlender側のCameraオブジェクトも読みこんでしまっているかもしれない。もうひとつあるのはUnity側のMainCameraでこれも必要ない。MultipurposeCameraRigはカメラオブジェクトになっているので、必要ないカメラはhierarkhyから消しておこう。
MultipurposeCameraRigの特徴
MultipurposeCameraRigはAutoCamというスクリプトが既にアタッチされている。ターゲットのオブジェクトの回転がとまると、自動で視点が背後にまわるようになっている。AutoCamはMoveSpeedやTurnSpeed、RollSpeedなどの値が調整できる。このRollSpeedとはなにかというと、車体が転がったときもカメラが回転(ロール)してくれる。自分でスクリプトを作らなくてもMultipurposeCameraRigのAutoCamを使えば簡単にカメラを自動回転させることが可能だ。
StandardAssetsを使ってカメラを自動回転させる動画をみる
車が曲がって車の回転がとまると、そのあとにカメラが背後に自動回転する。これがMultipurposeCameraRigのAutoCamの機能だ。動画でみておくとよいだろう。
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