アドセンス狩りの対策と情報の整理と考察【2023/07】

最近アドセンス狩りにあってgoogleからメールがきました

「お客様の AdSense アカウントでの広告配信を制限しました」というタイトルのメールでした。

そこでアドセンス狩りの対策や関連情報の整理をしていきたいと思います。

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アドセンス狩りについて整理

他のサイトでよくみかける情報として「悪意のある人が不正にクリックしてアドセンスのアカウントを停止させようとしている」というものです。でもこれだけが広告配信を制限される理由ではなくいくつかのパターンが想定されます

  1. 悪意のある人が不正に広告をクリックしている
  2. ユーザーが間違ってクリックしている
  3. 自己クリック

このうち自己クリックは論外なので考える必用はありませんが、実際におこる確率が高そうなのは②のユーザーが間違ってクリックしているパターンです。

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アドセンス広告の配信制限はいつおこるか?

アドセンスの配信制限はいつおこるのかきになったので調べてみると大体月末あたりにおこるそうです。ちなみにユーザーが間違ってアドセンスを複数回クリックしている場合はその分の報酬は差し引かれて計算されるようです。

つまりなにがいいたいのかというとイメージとしてはユーザーが間違ってクリックしているとしても少量ならば問題ないが、そのような現象がつみかさなると月末にアドセンスの配信制限がおこる可能性が高くなるということです。

ここまで書いた情報は正確な情報ではないかもしれませんが、わたしはおおむねあっていると思います。

アドセンス広告の配信制限はいつ解除されるのか

アドセンス狩りにあって配信制限された場合は30日以内に解除されますがそれ以上かかる場合もあります。これは公式の情報ですので間違いはないと思います。ですので30日以内に解除される可能性が高いです。

この配信制限中に他のポリシー違反があるとアカウントが停止してしまう場合もあるようです。

アドセンス狩りの対策

アドセンス狩りの対策は複数あるようですが残念ながら完全に対策する方法はないというのが結論です。対策方法をみていきましょう。

広告配置の見直し

最初のほうに解説しましたがユーザーが間違ってクリックしている場合は広告の配置を見直す必要があります。たとえばアドセンスの自動広告はOFFにするか自動広告の設定を見直して間違ってクリックしやすい場所には広告を表示しないようにする必要があります。

また広告と他の要素が近すぎないか確認する必要もあります。広告と他のhtml要素が近すぎる場合はcssなどで修正する必要があります。

不正クリック対策のプラグインを導入する「AdSense Invalid Click Protector (AICP)」

Ad Invalid Click Protector (AICP)
One plugin to save your AdSense account from Click Bombings and Invalid Click Activities

wordpress限定になってしまいますが、AdSense Invalid Click Protector (AICP)というプラグインを使用も検討したほうがよいかもしれません。

ただこのプラグインにも問題があってAICPはスマホでは機能しないというものです。これは公式サイトにもそう書いてあります。またスマホでも機能するプラグインはないのかと調べましたが残念ですが執筆時点ではそのようなプラグインはありません。

またもうひとつの問題点としてAICPを使う場合は自動広告が使えないという問題です。これは広告ユニットをAICPのコードでラップしなければ動作しないためです。ですので残念ですがAICPを使う場合はアドセンスの自動広告をオフにする必要があります。

AICPの設定

AICPの設定はデフォルトのままでも構いませんがより厳しくクリックを監視するには次のようにします。

  • 広告のクリック制限 → 2
  • クリックカウンター Cookieの有効期限 → 5時間
  • 訪問者の禁止期間 → 7日

AICPのコード

AICPはインストールするだけでは使えず広告ユニットをコードでラップする必要があります。

AdSense 広告コード ブロックの前に次のコードを追加する必要があります。

if( aicp_can_see_ads() ) { /* Your AdSense code goes here */ }

次に、広告コードを単純な div タグでラップします。

<div class="aicp">...your ad code goes here...</div>

最終的には以下のような形になります

if( aicp_can_see_ads() ) { 
<div class="aicp">
<script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>
<!-- AdSense Responsive Ad Code -->
<ins class="adsbygoogle"
    style="display:block"
    data-ad-client="ca-pub-1234567890"
    data-ad-slot="0123456789"
    data-ad-format="auto">
</ins>
<script>
    (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script>
</div>
}

このコードをショートコード化して広告を表示したい場所に貼り付けます。ですがショートコード化は必須ではありません。

CocoonでAICPを使ったアドセンスを設置する例

以下の記事ではCocoonでAICPを使ったアドセンスを設置する例を紹介していますので参考にしてください

無効なクリックの連絡フォームでグーグルに報告する

結局のところアドセンス狩りは完全に防げないので万が一アドセンス狩りにあってしまった場合にはやく広告配信の制限を解除してもらうために無効なクリックの連絡フォームでグーグルに報告する必要があります。

Google AdSense
With Google AdSense, you can earn money from your online content.

不正クリックをしているユーザーを特定するためにはグーグルアナリティクスによる解析が必要です。当然グーグルアドセンスと連携しておく必要もあります。しかもこの記事を執筆している時点ではグーグルアナリティクス4への移行が行われている途中でありグーグルアナリティクス4で不正クリックしているユーザーを特定する方法は情報がなく結構難易度が高いということも知っておかなければなりません。

グーグルアナリティクスで犯人の特定

現在はグーグルアナリティクス4に移行途中であり、検索してもGA4の情報はなかなかでてきません。ですのでできることを解説していきます。

まずGA4はデフォルトで集客が表示されないのでまず集客を見るためにライフサイクルを表示します詳しくは以下の記事をみてください

アドセンスのクリック数を見るには以下の記事が参考になると思います

アドセンスのクリック数はイベントのad_click。インプレッションはad_impressionで確認できますがアドセンスのCTRが確認できないので、自分で計算するしかありません。

犯人を特定するには「ユーザーエクスプローラー」を使用します。詳しくはグーグルのヘルプを確認してください

[GA4] ユーザー エクスプローラ - アナリティクス ヘルプ
ユーザー セグメントを探索し、個々のユーザーの利用状況について詳細を確認できます。ユーザー エクスプローラを使用すると、アプリとウェブサ

実際にGA4をつかってみるとGA4はまだ洗練されてない印象をうけます。犯人の特定には多くのステップを踏む必要があるため少し難易度が高いかもしれません。わたしもまだ実戦でユーザーエクスプローラーを使ったことはありませんのでいざやってみる場合はかなり苦しむと思います。

ですので基本的には毎日1回はグーグルアナリティクスを確認しアドセンスのクリック数が高くなっていないか確認することをおすすめします。

アドセンスの配信制限はいつ解除された?(体験談)

わたしの場合は17日で広告配信制限が解除されました。

グーグルアナリティクスを使ってない状態で広告配信制限をうけってしまった場合は、無効なクリックの連絡フォームに何も情報を提供できませんが、少しでも制限の解除をはやめるために一応連絡しておくとよいかもしれません。

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